2024.5.9
すきなパンはど~れ?
教材を使っての遊びです。
最初に開くとパン屋さんの陳列棚の写真が出てきます。自分がすきなパン、先生のすきなパンを選んだり、さがしたりします。お友だちの教材とつなげると本当のパン屋さんのように長い陳列棚ができます。
次のページを開くと、動物のイラストと空っぽの皿の絵が出てきます。そこに、パンのシールを貼っていきます。
このシールを使う作業は「巧緻性」と「自己選択」という大切な能力の成長を促す活動です。「巧緻性」は巧みな動きのことですが、台紙からはがす細かな指の動き、思った通りの場所に、思った通りの向きに貼る動きの中で、この巧緻性が養われます。しかし、シールの場合、なかなかうまく剥がれないストレス、べたべたして扱いにくいストレスの中で、子どもは自分の思いを実現することになります。つまり、物語性のある作業を子どもは、小さな壁を乗り越えながらやり遂げているのです。